UP6 H.E.A.T.

ワイヤ放電加工機

3D model of UP6 H.E.A.T.
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Some machines may be shown with optional equipment

UP6 H.E.A.T.

ワイヤ放電加工機

比類のない熱安定性と最高レベルの精度で、厳しい要求精度の順送用金型加工に対応します。


ワイヤ放電加工機UP6 H.E.A.T.は、超精密加工用に設計され、全移動範囲で1ミクロンという位置決め精度を実現しました(オプション:超高精度仕様(X、Y、U、Vスケール付き))。この大きさの機械で、この精度は前例がなく、極めて革新的な機械です。

長期間の熱安定性が大きな特徴です。加工液タンクは機械本体鋳物と一体化した省スペースな設計です。設置面積を減らせるうえに熱安定性が向上します。高精度加工を追求するため、機械本体温度制御を標準装備しました。 ±0.1゜C単位で加工液の温度コントロールをおこない。この温度に 同調したエアを機械内部に循環させ本体鋳物の熱変位を抑制しています。
最適な強度設計により、従来機の半分以下の真直度を実現しました。長期間にわたって精度を維持できます。

特長・仕様

ワイヤ放電加工では、ワーク上面の凸凹や治具等との干渉を避けるため、ヘッドがワークに接近できず、先端部のノズルが密着できないことがほとんどです。H.E.A.T.を使うことで、ノズルを密着できない加工であっても、高速かつ高い精度の加工が可能です。大容量の独立型二重噴流ポンプから高圧力と大量の噴流を供給することで可能としています。

マキノ独自の3面昇降式加工槽を採用して、抜群の接近性を実現しました。オペレータは3方向から作業領域にアクセスできます。また、加工槽がテーブル上面よりも下までさがり、ワーク下部に作業者の手が届きます。コアを誤って落下した場合でも容易に取り出すことができます。

機械制御システムは、直感的な操作が可能なHyper-iを搭載しています。操作はプログラム/段取り/運転という3つのカテゴリーで構成された効率的なインターフェースです。極めて簡単な操作で設定ミスを減らし、迅速な作業を支援します。高解像度24インチのタッチスクリーンはタブレット端末のような操作感で、オペレータは自在にユーザーマニュアル、ヘルプ機能、およびトレーニングのチュートリアルなど、高い生産性の維持に必要なあらゆる情報をオペレータに提供します。トレーニングの時間を減らしながら、オペレータの能力を向上させます。

 

製品・システム紹介
UP6 H.E.A.T. 特長
  安定的な1㎛の高精度加工
  鋳物内部への加工液循環
  給電板の消耗が加工精度に影響を与えない構造
  新コーナ制御

自動計測加工システム
  機能紹介、加工事例紹介、システム事例

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加工事例紹介
嵌合
 加工事例紹介、機能紹介(HyperDrive、Vコーナ、GSカット)
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テーブル作業面の大きさ: 910 × 730 mm
X軸: 650 mm Y軸: 470 mm Z軸: 320 mm

U軸

±75 mm

V軸

±75 mm

最大ワーク寸法

1000 × 800 × 300 mm

最大積載質量

1800 kg

3面昇降式加工槽

使用可能ワイヤ電極径:

Φ0.07 / 0.10 / 0.15 / 0.20 / 0.25 mm

最大テーパ角度

± 15 °(条件付)

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