U3 H.E.A.T.

ワイヤ放電加工機

U3 H.E.A.T.

ワイヤ放電加工機

H.E.A.T. (High Energy Applied Technology)技術によりノズルを密着できない加工においても高速加工が可能です。


ワイヤ放電加工では、ワーク上面の凸凹や治具等との干渉を避けるため、ヘッドがワークに接近できず、先端部のノズルが密着できないことがほとんどです。H.E.A.T.を使うことで、ノズルを密着できない加工であっても、高速かつ高い精度の加工が可能です。大容量の独立型二重噴流ポンプから高圧力と大量の噴流を供給することで可能としています。

特長・仕様

ワイヤ放電加工機U3H.E.A.Tは、最大質量のワークを積載しても、高い繰返し精度を実現する固定式ワークテーブルを採用しています。加工槽の昇降式フロントドアは、テーブル上面よりも下までさがり、ワーク下部に作業者の手が届きます。コアを誤って落下した場合でも容易に取り出すことができます。加工液タンクは機械本体鋳物と一体化した省スペースな設計です。設置面積を減らせるうえに熱安定性が向上します。
様々なワークやワイヤの材質に合わせて設定できる加工条件を内臓しており、最適条件を自動的に作成します。そしてワイヤの消費量が低くなる加工条件を常に選定します。経験を問わず最良の加工結果を得ることができます。

機械制御システムは、直感的な操作が可能なHyper-iを搭載しています。操作はプログラム/段取り/運転という3つのカテゴリーで構成された効率的なインターフェースです。極めて簡単な操作で設定ミスを減らし、迅速な作業を支援します。高解像度24インチのタッチスクリーンはタブレット端末のような操作感で、オペレータは自在にユーザーマニュアル、ヘルプ機能、およびトレーニングのチュートリアルなど、高い生産性の維持に必要なあらゆる情報をオペレータに提供します。トレーニングの時間を減らしながら、オペレータの能力を向上させます。

新しいラウンドガイドシステムの開発により、メンテナンス作業が大幅に減少しました。ワイヤガイドと給電板の間にワイヤ中心位置を維持するガイドを設けたことにより、給電板が消耗してもワイヤ中心位置がずれたり、ワイヤの垂直が変化しません。年数回の予防保全のための垂直出しで十分です。加工液フィルタはタンク内の水中に設置しない非浸漬方式を採用しました。交換時の重量が軽くなり、作業が楽になりました。



 

基本メンテナンス紹介



 

テーブル作業面の大きさ: 630 × 450 mm
X軸: 370 mm Y軸: 270 mm Z軸: 220 mm

U軸

±50 mm

V軸

±50 mm

最大ワーク寸法

770 × 590 × 220 mm

最大積載質量

600 kg

使用可能ワイヤ電極径:

Φ 0.1 / 0.15 / 0.2 / 0.25 / 0.3 mm

最大テーパ角度

±15 °(条件付)

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