a40

横形マシニングセンタ

a40

横形マシニングセンタ

アルミダイカスト部品の加工に特化


□400mmパレットの横形マシニングセンタは、小物部品の量産加工分野で一般的な機械設備と言えます。そして、これらの機械は幅広い種類の部品および被削材に対応するように設計されています。残念ながら重切削を得意とする高出力な主軸では、軽切削のアルミダイカスト部品を加工できますが、必要な性能が異なり、無駄なコストが発生します。なぜ、アルミダイカスト部品の生産に一般的なマシニングセンタを使うのでしょうか。a40は、アルミダイカスト部品の課題に対応するために開発した、初めての横形マシニングセンタです。

特長・仕様

加工コストを低減するポイントはサイクルタイムの短縮です。一般的に生産量を増やすには、加工機を増やすことが一番簡単です。しかし、機械設置スペースが増えるだけでなく、作業量や工具に関するコストが増加します。a40は、革新的なインテリジェントROIデザインに基づいて開発され、サイクルタイムにおける非切削時間の大幅短縮を達成しています。

  • 0.45秒で12000回転に到達する高応答の40番主軸
  • 6000 回転の高速リジッドタップにより、タップ加工を素早く完了
  • 一般的なマシニングセンタより最高速度に平均30%早く到達する送り軸により、位置決め時間を短縮
 
・イナーシャ適応制御(IAC)
ワークや工具の質量に応じ、B軸位置決め速度や工具交換速度を最適化します。
    
      
・GIミーリング
工具経路のコーナー部トレランス量を定義できます。これにより、送り速度の減速幅を縮小してコーナー部の動作をスムーズにします。

・GIドリリング
次の穴加工位置へ円弧状の経路で移動する専用固定サイクルです。位置決め動作を高速化して加工時間を短縮します。

 

・ウォーターポンプカバーの加工デモ



予想外のダウンタイムは、アルミダイカストの量産加工では大きな損失となります。そのため加工機の信頼性が重要なファクターになります。a40は、横形マシニングセンタa1シリーズで実績のある構造や部品を採用しています。X軸とZ軸の一体型スライドカバー(写真)、センタトラフによる大量の切りくず処理、両端支持のATC機構などを採用してトップクラスの信頼性を実現しています。

 

  • 標準搭載したCCDカメラによる工具破損検出装置(Vision B.T.S.詳細はこちら)は、工具交換時に工具の状態を素速く確認します。
  • 自動工具交換時に、ろ過精度20μmのクーラントによって工具テーパを洗浄し(写真)、切りくずの嚙み込みの無いクランプを実現しています。
  • 3段階のサイクロンフィルタによる、ろ過精度20μmのクーラントシステム。アルミニウム加工に伴うクーラントタンク内のスラッジを除去して、システムの予防保守や洗浄頻度を減らします。

 

アルミダイカスト部品専用の加工機で、御社のコスト競争力を、さらに高めてください。

 

パレット作業面の大きさ:
400 × 400 mm
X軸: 560 mm Y軸: 640 mm Z軸: 640 mm

B軸

360°

主軸回転速度

50 ~ 12000 min-1

主軸端(呼び番号)

BT40(7/24テーパ#40)
特別仕様:HSK-A63

早送り速度

60000 mm/min(X・Y・Z 軸)
27000°/min(B 軸)

切削送り速度

1 ~ 60000 mm/min(X・Y・Z 軸)
1 ~ 27000°/min(B 軸)

最大ワーク寸法

Φ630 × 900 mm

最大積載質量

400 kg

工具収納本数

40 本

工具最大長さ

360 mm

工具最大径

Φ70 / 170 mm(制限なし / あり)

工具最大質量

8 kg

仕様により異なりますので、詳細は必ずお問い合わせください。

関連コンテンツ