EDAF2

NC放電加工機

EDAF2

NC放電加工機

小物部品のプラスチックやダイカスト金型の生産性を向上するH.E.A.T. テクノロジーを搭載しました。最大工作物質量は500 kg です。

小物部品の金型加工において、極小インコーナR、均一で細かい表面あらさ、射出成型時の離型性など、要求はますます高まっています。H.E.A.T. テクノロジーにより、放電加工機が担う様々な加工形状の高速・低消耗化を実現しました。

特長・仕様



本機には最適な生産性が得られるH.E.A.T.テクノロジーが組み込まれています。Hyper-Cutは、単位時間あたりの放電エネルギーを増やす制御技術です。放電状態を正確に検出することで、異常放電の発生率を低減します。スーパースパークは、電極、ワーク材質を問わず荒加工時間を短縮する制御技術です。Hyper-Cutとの併用により更に加工時間を短縮します。リブ加工の高速化を実現するため、Z軸のジャンプ機能を大幅に強化しました。20 m/minの高速ジャンプ(HS-Rib)が加工くずを効果的に排出して、加工時間を短縮します。これにより加工時間の短縮と電極消耗の低減を大幅に向上することができます。

本体鋳物の左右対称構造により、環境温度の変化が本体姿勢におよぼす影響を抑えています。後部に集中配置した熱源と機械本体との間に熱遮断層を設けて、熱の伝達を防いでいます。さらにY/Z軸を構成する鋳物に温度制御した加工液を循環させ、本体の熱変位を抑制します。
Z軸ボールねじの軸芯に温度調整した加工液を循環することで、主軸の姿勢変化を抑制し、安定した深さ精度で加工することができます。高速ジャンプを必要とする加工に効果を発揮します。

制御装置はマキノのHyper iを搭載しています。スマートフォンやタブレット端末で使われている最新技術を用いて、シンプルで自然な操作感覚を実現しています。  - 詳しくはこちら -

半導体パッケージや磨きの困難な狭小リブ加工に最適な加工条件「フラワーパターン」もご用意しています。 - 詳しくはこちら - 

パイプ電極を使用した高能率な穴あけを可能とする細穴加工仕様。長時間の無人運転を可能にするE/Wチェンジャ、ロボットや搬送車との接続など、多くの実績があります。 - システム事例はこちら - 

 
機能紹介

加工速度
  HS-Rib、Hyper Cut、Pパルス、スーパースパーク、高速横放電加工

加工面
  スーパーサーフェース、光沢加工、フラワーパターン

精度
  安定した位置決め精度を実現する機械構造、Vカット

- 機能紹介動画はこちら -

 
加工事例紹介
サブマリンゲート
  加工事例紹介、加工動画
  - サブマリンゲートの動画はこちら -

精密コネクタ
  加工事例紹介、プロジェクト機能、幅0.12mmの櫛歯機上測定
  - 精密コネクタの動画はこちら -
 

テーブル作業面の大きさ: 550 × 350 mm
X軸: 350 mm Y軸: 250 mm Z軸: 250 mm

早送り速度

5000 mm/min

最大積載質量

500 kg

加工槽内寸(幅×奥行×高さ)

700 × 500 × 300 mm

3面昇降式加工槽

HS-Rib

最大電極質量

50 kg

関連コンテンツ